栄養士転職

栄養士の履歴書作成マニュアル

受かる履歴書の書き方

 

人事経験をした方から聞いた話なのですが、栄養士が転職する際に、最初に【履歴書】を提出しますよね。

 

実は、履歴書は本人だということを証明するために、内定した後に保管するそうです。

 

ということは、「書類選考の段階で履歴書はあまり関係無いのか?」と聞いたところ、

 

うーんと考えた後に出てきた回答は、「そんなことは無いけど、まだ会ったことが無いから、顔写真とか職歴を見て第一印象で面接するか決めるね。」

 

「・・・なるほど。」

 

ここで私が思ったのは、
履歴書でマイナス要因を書かないこと
が重要だと思いました。

 

 

人材会社で多くの履歴書を見てきた経験から、履歴書の作成ノウハウをご紹介していきます。

 

 

下の履歴書の画像を見ていただけますでしょうか。

 

受かる履歴書の書き方

 

履歴書は3つの項目に分かれます。

 

@基本情報の書き方
A職務経験の書き方
B志望動機や自己PRの書き方

 

この3つの項目のポイントをご紹介していきますネ。

 

 

あーっと、一つ言い忘れてましたが、ここでは履歴書のノウハウを紹介します。

 

転職をするうえで必要な書類は、履歴書と職務経歴書が必要になります。

 

職務経歴書の書き方に関しては、次回紹介しますので、ご期待下さい。

 

なお、職務経歴書ですが履歴書は、あなたが内定してからあなたの個人情報として、保管することを書きましたが、
履歴書は書類選考で使う書類になります。

 

これも人事担当者から聞いたことです。

 

写真や職歴を履歴書で見て興味を持ったら、職務経歴書で働いたことを深く知るようです。

 

ここにもポイントがたくさんありますので、職務経歴書の書き方は次回までお待ちくださいね。

基本情報の書き方

栄養士が転職する上で重要なポイントの@である基本情報の書き方です。

 

基本情報は最初に見られる箇所ですから、絶対に手を抜いて省略しないでくださいね。

 

基本情報でポイントは7つです。その7つを紹介します。

 

 

 

日付

日付は、日本独自の紀年法(昭和とか平成のことです)を書くか、西暦を書きましょう。この履歴書では、どちらかに統一を必ずして下さい。西暦で書いたのであれば、これから全て西暦で統一しましょう。

 

そして日付の記入する日ですが、よく間違える人は履歴書を書いた日を日付として書く人が多いのですが、これは間違いです。

 

正解は越後製菓!ではなく、履歴書をポストに投函する日(郵送日)か、メールで履歴書を送る日になります。

 

あえてこの日付は最後でもOKです。あらかじめ送る日が決まってないのであれば、送る日を決めてから記入しても問題ありません。

 

 

写真

写真は、第一印象につながると言っても過言では無いでしょう。指紋や汚れなどが着かないように、一番最後に貼るようにしましょう。
ノリで貼るよりも、両面テープで貼ったほうが、写真を固定することを考慮するならば良いと思います。

 

写真を撮るときは、必ずスーツを着てからにしましょう。あくまでも第一印象を大事にして下さい。

 

スーツの次は、外見に関してですが、髪形やメイクは派手なものではなく、ナチュラルメイクにしましょう。

 

 

そして写真を撮るときは、笑顔で撮ることをおススメします。

 

そうそう。この間、履歴書の写真で驚いたことがあったんですが、スマホで自撮りした写真を貼っている人がいました。

 

背景がバッチリ写っていて、中々、面白かったのですが、そのような自撮りの写真はNGです。女性ならば、ジャケットを着てインナー白のブラウスや白のシャツを着ることによって、ラフ版の効果を発揮してくれるので、顔色が綺麗に映りますよ。

 

 

氏名

名前は戸籍に取る億されているのを記入しましょう。中には、略字を用いている方もおられるようですが、戸籍で旧字を使っているのであれば、その通りに書きましょう。

 

そして自分の名前ですから、大きな字で書くようにして下さい。

 

名前の上に平仮名を書く欄がありますが、
「ふりがな」 ⇒ ひらがな
「フリガナ」 ⇒ カタカナ
で記入するようにしましょう。

 

履歴書によっては、名前の右側に印鑑を押す欄があるかもしれませんが、シャチハタは押さないようにして下さい。あくまでも認印(三文判)を使って下さい。100円ショップでも売っていますので、無い人はこの機会に買ってきましょう。

 

 

年齢

年齢を書くときですが、郵送する時の年齢を記入して下さい。メールで送るときも同じです。メールを送るときの年齢を記入して下さい。

 

最初の日付の時にも紹介をしましたが、西暦と和暦を必ず統一して下さい。上を西暦にして、生年月日だけ和暦にするならば統一感が無い履歴書になってしまいます。

 

必ず、統一しましょう。

 

 

住所

よく郵便番号を書かない人がいますが、住所は絶対に省略をしないで下さい。

 

省略には、都道府県やマンション名(アパート名も含む)も同様です。

 

なんで?
と思われるかもしれませんが、採用通知を郵送で行い企業もあるからです。

 

郵便番号が無ければ送るときに採用担当者の調べる手間にもなってしまいますし、マンション名を書かなくても届くかもしれませんが、採用通知ですから正確に書くようにしましょう。

 

 

電話番号

連絡がつきやすい電話番号を記入しましょう。

 

自宅に固定電話が無い場合は、携帯電話でもOKです。今の時代、固定電話を持っている人の方が少ないので、マイナスイメージにはなりませんから、安心して下さいネ。

 

携帯電話を記入した際に、ちょっとしたアドバイス。

 

以下の文章を書いておくと良いでしょう。

 

出られない可能性もありますので、留守番電話にメッセージを入れて頂ければ、こちらから折り返しさせて頂きます。

 

これを書くだけで、人事担当者としても安心します。

 

 

追記:メールアドレス

メールアドレスですが、必ず個人のアドレスを書くようにして下さい。

 

この間、在籍中の会社のアドレスを書いている栄養士さんを見ました。これは大問題です。

 

在職中に転職活動をしていることが分かってしまいますし、速攻で転職活動を阻止されますよ。

 

転職活動用にフリーメールアドレスを取得しましょう。ヤフーメールは無料で取得出来ます。アプリをインストールすればスマホでもチェックすることが出来ますので便利です。

 

このメールアドレスでも、チョットしたアドバイスがあります。

 

携帯電話が繋がらない場合、こちらに連絡を頂ければ後程、折り返しのお電話を致します。

 

これを追加するだけで、律儀な人。という印象を植え付けますから、必ず書くようにしましょう。

職務経験の書き方

次に職務経験の書き方です。

 

時系列に書いていきましょう。当たり前ですが、会社名は略してはダメです。
例えば、株式会社や有限会社などを(株)や(有)と略する人がいますが、正式名称で記入して下さい。

 

会社名の次の書くのは、所属していた部署名を記載しましょう。これもですが、略したりしないで正式名称で書いて下さい。
もし正社員以外で働いていた場合は、雇用形態を書きましょう。
例えば、派遣社員や契約社員で勤務をしていた際は、その雇用形態を記載して下さい。
なお、派遣会社から派遣されて働いていた場合は、以下のように記載しましょう。

 

株式会社〇〇(派遣会社の名前です)より株式会社□□(派遣先の会社名です)に派遣
と登録していた派遣会社の名前と、派遣されていた会社名を書くようにします。

 

退職理由に関してですが、通常は以下のように書きます。

 

一身上の理由により退社

 

と書いて下さいネ。

 

具体的な理由は、書く必要がありません。
面接のときに質問される可能性がありますから、理由を話せるようにしておいて下さい。

 

なお、すでに退職日が決まっている場合などは、
退職予定
と書きましょう。

 

現在、働いている場合は、
現在に至る
と書いて下さい。

 

書きたくない職務経歴もあるんだけど、これも職務経歴書に書くの?

例えば、人に言うのが恥ずかしい仕事や、短い期間の仕事などの場合、マイナスに取られるイメージがあったり、書くのを悩んだりしますよね。
採用する立場から言わせてもらうと、入社して1ヶ月で辞めてしまわないか?定着して仕事をしてくれるのか?ということです。
あなたを採用するにしてもコストがかかっていますし、栄養士や管理栄養士となれば専門職ですから、採用するのに時間がかかります。

 

経歴を偽れば問題になりますが、前職で勤務した企業名などを全て記載するかは、あなたの自由です。
職務経歴書に記載しないで、採用担当者から質問された場合、回答出来る答えが話せれば良いのですが、話せないのであれば、きちんと記載することをおススメします。

 

ここで大事なのは、あなたがマイナスだと思っている職歴でも、それをプラスにアピールすることのほうが良いでしょう。応募企業で求められていることが、多くの経験をしてきたからこそ活かせる可能性もあるのです。そこをアピールしましょう。そのためにも、今まで活かしてきた経験をしっかり説明出来るように、今から準備しておきましょう。

 

 

アルバイトは履歴書に書くの?

一般的ですが、アルバイトは履歴書に書く必要ありません。
ですが、応募する企業や、あなたが働く職種と同じような業務であれば、記載しておくことでプラスに働くでしょう。

 

 

病気で退職した場合、履歴書にはどうやって書けばいいのでしょう?

履歴書の退職理由に書く必要はありませんし、病気が完治しているのであれば、記載する必要も無いと思います。
もし面接のときに聞かれたときは、以下のように答えることで前向きなイメージを植え付けさせることが出来るでしょう。

 

「病気治療の辞めに、株式会社△△(会社名です)を退職しましたが、現在は完治しております。治療中は、パソコンを勉強しましてMOS試験を合格して仕事に役立てています。」

 

自己PRを書く

受かる履歴書の書き方

 

 

履歴書には自己PRが小さいスペースですが設けられていることが多いです。その小さい枠の中で、どうやって自分をPR出来るでしょうか???

 

自己PRは、自分の強みや、これからどんな貢献が出来るのかをアピールすることを目的として書きましょう。

 

 

 

@どうして自己PRを書かなきゃいけないの?

そもそも自己PRとは何でしょうか?

 

自己PRとは、企業に対して、あなたの良いところをアピール(訴えること。胸を打つこと)するという意味です。その企業に対して、あなたの長所(強み)や誰にも負けない得意分野を、全面に押し出しましょう。自己PRで大事なのは、仕事を通してどんなことを学んで、どうあなたが成長したのかを書きましょう。

 

面接の時に話せばいいや。ではダメです。
まずは、書類通過しなければ面接には進めませんから、自己PRをしっかり書きましょう。

 

 

 

Aどうやって書けばいいの?

自己PRの書き方ですが、履歴書の右下に記入する欄があります。履歴書のサイズからですと、文字数にカウントすると約150文字〜約200文字が妥当だといえます。もし、それ以上書きたい場合は、職務経歴書に書くことも出来ます。

 

 

【A-1】 アピールの理由

アピールに関して、大事なコトがあります。あなたの能力をたくさん書くのは良いのですが「アレもコレも何でも出来ます!」というのはチョット・・・。
その会社に転職出来たとして、出来なかったとき恥ずかしい思いをするのは、あなただけではなく採用した担当者も赤っ恥をかくことになります。
ちゃんと出来る根拠を提出することが大事です。例えば、数字で表すことが出来るなら、相手を説得する材料になります。
もし、あなたの功績が称えられて、表彰状などをもらったことがあるならば、それも根拠の一つになります。その根拠を自己PRに盛り込んで下さい。

 

 

【A-2】 得意なことを書く

今までのキャリア(あなたが今までしてきた仕事の中で積み重ねてきた経験値のこと)を書き出してみましょう。それを書き出すことによって、あなたの得意分野が見えてきます。
「こういう仕事は会社に貢献出来ている」
「この仕事をしたときに、周りの人から褒められた」
といったことが見えてくるでしょう。
何か凄い特技を持っている必要は無いんです。今まで、あなたが地道にコツコツやってきたことがキャリアなんです!

 

 

 

Bそれ絶対に書いちゃダメ

【B-1】 アレとコレも出来ます。何でも出来ます!

ちょっと待って下さい。そんなに人間は出来る人はいませんよ。
ここで私が言いたいのは、募集している人物がどんな人なのかをちゃんと理解しておくことです。つまり企業が欲しい人物にマッチしないことまでアピールをするのは、聞く側からしてみれば迷惑です。つまり、「この人、ちゃんと求人募集見てないし、ニーズをくみ取れて無い人だな」とマイナスに受け取られてしまいます。

 

そのようにならない為にも、どのような人に入社して欲しいかを、求人募集や企業のWebページや、クチコミを見て把握しておきましょう。
もしくは、あなたが面接する担当者になったつもりで、自己PRを見てみるのも良いですね。

 

 

【B-2】 コミュニケーション能力に長けています!

よーく自己PRで見る文面です。実際に会ってみると、会話のキャッチボールが出来なくてコミュニケーション能力が長けているんじゃなかったっけ?と思っちゃいます。
面接する側からすると、コミュニケーション能力が高い。と言われても、人によって違うので何とも言えないのが本音です。

 

自分がピーアールしたいコミュニケーション能力というのは、どういうものなのかを把握して無い為、実際に面接の時にコミュニケーションが無い人。と思われてしまいます。
面接で緊張するわけですから、コミュニケーションくらいは取れると思って面接をしていますから、あんまりコミュニケーション能力があります。というのは書かないほうが良いです。

 

もし、自己アピールに書くのであれば、もっと掘り下げてみて、自分なりに表現する方が良いでしょう。過去にコミュニケーション能力がどのように発揮されたかを話せるのであれば、まとめておくと良いでしょう。

 

 

最後に、栄養士が自分を売り込む為の自己PRの書き方を、3つのポイントにまとめた記事を紹介しますので、こちらも参考にしてみて下さいネ。
栄養士が抑えたい自己PRの書き方

 

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