委託栄養士がつらいなら辞めても良いんです。
毎朝、布団から起きて思うことは、
「会社に行きたくない!」
「今日は仮病で休もうかなー」
って思うこともあるでしょうし、会社に行くまでの通勤のときに、
「遠いところに行きたいなー」とか
遊びに行こうとしている人を見ると「いいなぁー」って思うこともあるでしょう。
そんなことを毎日思ってしまうのであれば、「うつ病」になる前に辞めてしまうことも判断の一つです。
怪我ならば消毒をして絆創膏を貼れば数日で治りますが、心の病気は数日で治ることは無いでしょう。
「私は、委託栄養士の仕事が合わないなー」と思ったら辞めてもいいんです。
委託栄養士の仕事が、あなたに合わなかったのですから、たくさんある仕事の中で、委託栄養士は合わないと
思えたことだけでも良いのです。
でも、委託会社が合わないだけで、栄養士として仕事をしたい。もっと食に関わりたい!と思えば栄養士の資格は
活かせます。
商品開発をする仕事だったり、食品会社の営業だったり、料理教室だったり。食に関わる仕事はたくさんあります。
最近は、飲食店や健康食品・美容関係の会社でも、栄養士を募集していたりします。
今の職場に合わないなら違う委託会社へ転職する方法もありますよ。
委託先が合わなかった。ということもありますから、
その場合は配属先を変更してもらうように掛け合ってみるのも良いでしょう。
配属先が病院だった人は、毎日3食×365日の調理をしなければならず、患者によっては食べられない食材があった為、個別に献立を考える必要がありました。
更に、委託栄養士は、現場の人たちと、、委託会社と委託された病院との板挟みに合ってしまいました。
というのも、現場で働いている調理などをする人に休みが出た場合、穴埋めをしなければなりませんでした。
ただでさえ人手不足という状況が続いていたので、1人の休みでかなり体力的にも精神的にも疲れ果ててしまい、さらに献立を考えたり、食材の発注や業者との交渉や、委託会社などに報告書を書かなければならなかったので、肉体的にも疲れてしまい、休むにも休めない状況が続いてしまい、本当にブラックな職場で働いていたそうです。
ストレスが溜まってしまい、鬱病になる前に、その人は委託先を変更してもらうように委託会社に交渉したようです。
なんとか半年後に、介護系の委託先に転属になったようです。
そこの介護施設は大手の施設で、一緒に働く施設のヘルパーさんとも仲良くなり、施設のイベントなどにも参加したりする等、少し余裕が出来たようです。
それでも忙しさは、前の病院と変わらなかったようですが、人手が足りない時は、施設のヘルパーのおばちゃんがヘルプしてくれたようです。
どこの委託会社も人手不足は解消されないようですから、「辞めてやる」という気持ちであれば、異動願いも通りやすかったと教えてくれました。
もし、あなたの委託会社に委託先を変更する交渉をして、異動願いが受理されなかったときは、他の委託先に転職すれば良いでしょう。
厨房の経験がある栄養士の場合、どこの委託会社でも優遇されること間違いありません。
ですから、あなたにピッタリな委託先は絶対どこかにあるでしょう。
あなたの配属先を決めた委託会社のお偉いさんが、あなたに合った委託先を配属出来ない無能な担当者だと思って下さい。
転属先を上司に相談すると、大抵の場合こう言われることがあるでしょう。
「ココでダメなら他の委託先に行っても同じだよ。だから今の委託先で頑張って!」
私から言わせれば「は?」って言いたくなりますね。
だって、その委託先のことを詳しく知らない担当者が多いわけですから、「現場をよく見ろ!」と言いたくなります。
そんなことを言う担当者や上司がいる会社は、見切りをつけて他の委託会社に転職するか、もしくは他の業界に転職してしまいましょう。
委託会社の辞め方と時期に関して
@ちゃんと引き継ぎをすること
あなたが入社した当時は、先輩社員の人に仕事のイロハや、現場の仕事や段取りなどを色々と教えてもらい、頭に叩き込んだことでしょう。
ちゃんと覚えないといけない作業は、ノートなどに書いて忘れたときに、書いたノートを見て作業を続けられたこともあったでしょう。
もし、辞めるとなったときに、あなたが学んできたノウハウや、仕事で覚えたことをしっかりまとめていますか?
あなたが辞めた後にも、後任の人が、あなたの後釜になって仕事をするわけですから、ちゃんと引き継ぎの資料などを作りましょう。
口頭で伝えるだけではダメです。その理由は、すぐに忘れてしまう恐れがあるからです。
作業一つ一つを書面に残して、大事な仕事は、周りにいる人たちも巻き込んでちゃんと引継ぎをしましょう。
もし業者への発注なども任されているのなら、業者の担当者にも後任の人に挨拶かもしくは名刺交換をするなどをしましょう。
まずは、書面に残すところからスタートしましょう。
A辞める6か月前から転職の準備をすること
さて、転職するにあたっては、引継ぎの他にも、大事なコトがあります。
それはあなた自身のコトです。
と言うのも、辞めてから、転職活動をしてはいけない!ということです。
辞めてから転職活動をした場合、辞めてからの収入が無いわけですから、それまでは今まで一生懸命に貯めた貯金を切り崩して生活しなければならないわけです。
そんなことでは、貯金が底をつく前に転職が出来れば良いのですが、もし転職が出来ない場合は、お金面で苦労してしまいます。
面接に行くのにも、交通費がかかりますし、日々の生活で衣食住でもお金がかかります。
ですから、上司に辞めることを伝えるのは、転職先が決まってから、つまり次にお世話になる会社から内定をもらってから、上司または会社に
退職届を提出して下さい。
転職先がすぐに決まれば良いのですが、転職活動の準備期間を含めると半年は、余裕を持たれた方が良いでしょう。
先ほども述べましたが、次の栄養士さんに引き継ぐうえでも半年という期間があればスムーズに退職も出来ることでしょう。
特に、委託栄養士は、入れ替わりが激しいと聞きますから、たっぷりと余裕を持って対応すると残された栄養士の方も余裕が持てると思います。
更に半年という期間があれば、周囲の人たちに退職をすることが知れ渡ったとしても、時間があるので周囲の同僚も気持ちに整理がつくことでしょう。
B働いた年数に気を付ける
さて、ここで気を付けて欲しい点は、【働いた年数】です。
つまり1年未満しか働いてない栄養士と、3年働いた栄養士では、キャリアが違いすぎます。
それは転職する上で、有利になることでしょう。
ですから、1年未満で退職する場合、転職活動が厳しくなることは頭の隅に入れておいて下さい。
採用する企業としては、働いた年数を気にする会社が多いのも事実です。
あなたが働いた年数は、つまりその会社で責任を果たした年数である。ということを採用する企業の人事担当者は思っています。
しかし、1年未満でも、かなり濃い業務をこなしてきた場合は、その限りではありません。
オススメの転職先とは?
@待遇の良い委託栄養士として転職する
今よりも待遇の良い委託先に栄養士として転職することはオススメです。
一言に待遇と言っても、給料だけではありません。
例えば、大手の委託先に転職すると、福利厚生が普通の委託先よりも良い場合があるでしょう。
更に、有給がちゃんと消化出来るような体制だったり、視覚を取得する為に費用を会社が負担してくれたり、残業が20時間以内だったりなど、色んな待遇があると思いますので、ちゃんとチェックして、今の委託先と比較してみましょう。
あなたも年齢とキャリアが蓄積されていますから、今よりも年収を上げることも可能だと思います。
ボーナスも2ヶ月以上付与してくれる委託先などもあります。
栄養士という資格を持っているあなたの場合、調理場からデスクワークの仕事をすることも可能でしょう。
例えば栄養士ならではの特技として、栄養士指導なども、その一例です。
その人にあった栄養指導をすることが出来るでしょう。
A食品メーカーや、スポーツ関連企業に転職する
栄養士が一番働きたい企業で人気なのが、食品メーカーや、スポーツ関連の会社です。
その理由としては、栄養士の資格を十分に発揮できますし、新しい分野でもあるので、知識も身に着きます。
食品メーカーの場合、食品の研究や開発がメインになりますから、新商品を作るお手伝いをすることも出来ます。
その知識を活かして営業方面に転職される方もおられます。
更に、スポーツ関連に転職された栄養士は、スポーツ選手などの食事の管理や、栄養面でサポートすることが出来ますので、将来はその方面で独立している栄養士もたくさんいます。
人気のスポーツ選手と近づけることも出来ますので、栄養士としての評価が高くなると、他のスポーツ選手やスポーツ団体から声がかかるようになり、栄養士としての幅が広がります。
最近では、オリンピックの強化団として栄養士が食事のサポートや、海外遠征での食事の管理などを行うことを目的として、栄養士が一役買っています。