新卒2年目で辞めたい方へのアドバイス
入社1年目は、がむしゃらに仕事を覚えたり、頑張った1年だったと思います。
これから2年目に突入すると、1年目と違って、変化が多い年になって、色々と悩んだことが多かったのではないでしょうか?
すくなからず同僚も辞めていった中で、あなたは1年間頑張ったわけです。
それでも、入社2年目で会社を辞めていく人が、1割ほどもいるそうです。
1年目と違って、少しは気持ちに余裕が出てきているので、改めて理想と現実のギャップに嫌気がさすことも多いようです。
自分がやりたくない仕事をしたり、希望の部署へ配属されなかったり、残業が多かったり、休日出勤も多く、プライベートがどんどん減っていく。
休みの日は、寝て1日が終わってしまうことも・・・。
目が覚めたら、サザエさんが終わっていたなんてことも・・・。
厚生労働省が入社2年目で会社を辞めた人の理由の上位が
1位:労働時間、休日、休暇の条件が悪かった:27.3%
2位:仕事が自分に合わない:21.1%
3位:賃金の条件が良くない:20.5%
となっています。
ここから推測されるに、働く時間が多い割には、給料が安くて辞めていくのが分かります。
仕事が合わないというよりも、労働条件が不満で辞めるみたいですね。
新卒2年目で辞めたいと思っているあなたへのアドバイスは、
今、一度、自分自身の置かれている立場や、仕事のあり方などを、スタート地点に立っていると思って、考え直してみませんか?
すぐに辞めてしまうことは簡単ですが、自分を見つめなおすと、あなたによって何かしたらの解決策が出てくるかもしれません。
少しでも、あなたが良い方向へ行けるようになれれば嬉しいです。
新卒2年目で辞めてはいけない場合とは?
会社を辞めたいということに対して、「辞めれば」というのは簡単です。
仕事を辞めて、解決することもありますが、辞めない解決方法もあります。
今している仕事が好きな場合
今、あなたが任されている仕事は楽しいですか?
楽しい理由は、人それぞれでしょうが、
・仕事を任されている
・周りから感謝をされている
・自分が立てた目標通りに成長出来ている
そんな理由からでしょうか???
そのような人は、あまりいないのかもしれませんが、
例えば、上司から気に入られていて、仕事が終わったあとも一緒にプライベートを過ごさなければならないとか、同僚と仲が良くて休みの日まで一緒に会っているコトが多く、自分の時間が持てない等の理由で負担になっている人もいるようです。
上記の考え方は、社内との付き合いが悪いと、仕事にも影響してくると考えてのことだと思います。
「No!」と断る勇気は、仕事を円滑にすることが出来ます。
ただし、どんな依頼や誘いも全て「出来ません!」と断ってしまうと、本当に仕事をする上でやりづらくなってしまうので、
「その日はダメなんですけど、別の日だった良いですよ」
「その仕事は、今出来ないので、この仕事が片付いたらで良いですか?」
などの会話の切り替えしなら言えそうではないですか?
なんとなく周りが辞めてるから
同僚や、大学時代の友人が、ドンドン退職しています。
【周りが辞めているから、なんとなく辞めようかなー】
【この仕事つまらないしなー】
そんな理由で辞めてしまうと、次の会社でも同じような壁に出くわします。
その理由は、辞める理由が周りに合わせているからです。
その会社に入社することを決めたのは、あなた自身です。
ですから、会社を辞める時も、自分の意志でちゃんとした目的や理由があって辞めましょう。
自分自身の自己分析もしないで、辞めてしまうという行動は、リスクがありますし、あなた自身が成長しません。
辞める理由を明確にするまでは、思いとどまって下さい。
周りに流されてはいけません。
なぜ、辞めたいの?
どうして、辞めたいの?
辞めたら、次は何をするの?
など自分自身を、もう一度見つめなおしてください。
このように、考える癖をいつもなんどきでも、やってみて下さい。
どんなときも、考えて行動する癖が身に付きますよ。
誰かに相談していないとき
自分自身の自己分析をして、辞める理由が決まっても、すぐに辞めるべきではありません。
誰かに、仕事を辞めたいということを、相談してみて下さい。
相談者は、社内はやめましょう。
同僚などに相談してしまうと、「辞めないで」と言われてしまうことが多いですし、一歩間違うと相談された人が良かれと思って、他人に喋ってしまい会社の人事に、あなたが辞めることが先に分かってしまい、大騒ぎになることもあります。
ですから、相談出来る相手をちゃんと選んでください。
何でも、話が出来る友達や、家族に相談してもよいでしょう。
相談することで、あなたが考えている以上の解決の道が開かれるかもしれません。
新卒2年目で辞めていい場合とは?
新卒2年目で、仕事を辞めて良い場合が、もちろんあります。
条件に相違がある
あなたは入社する前に、会社の人事担当者と、労働条件に関する契約を交わしたのを覚えていますか?
どんな内容だったか覚えていますか?
多分、どのような内容で、印鑑を押したのかを分かっている人は、少ないと思います。
残業に関して言うと、労働条件通知書に詳しい内容が書かれていないでしょう。
もしかしたら、みなし残業という内容で記載されているかもしれません。
そのみなし残業以上の残業をした場合は、残業代が支払われるのかが記載されていますか?
もしかしてサービス残業だけさせられてませんか?
仕事が終わらないのは、自分の仕事の進め方が悪い!なんて上司に言われてませんか?
仕事が遅いのは、私のせい。仕事が出来ない人間・・・。
いーえ。違いますから。間違っているのは、会社のほうです。
企業説明会で、先輩社員は好きなときに有給休暇が取れます。なんて言っている先輩が一度も、有給休暇を取得したことが無いなんて実態もあったり、成長し続けているので、将来が楽しみな会社です!と言っていた先輩社員が半年後には退職していたりとか。
企業説明会は、企業側の良いところしか見せないので、悪いところは、まず見せません。
会社名 評判
会社名 退職
と検索してみれば、その会社の評判が分かったりします。
会社をよく見せることは間違いでは無いですが、言ったことに対しての責任は持って欲しいですよネ。
もしかしたら面接のときに、条件が良かったり、残業しなくて大丈夫とかの口約束を言われて、それを信じてしまった結果、1年間働いてみたら入社前と違っていてみたものの、取り合えず1年間頑張ってみよう!とか人事担当者や上司に言われて、頑張ってきたあなた。
凄くエライと思います。
そんなブラックな会社の将来は、どうでしょうか?
あなたは、そのような会社の将来やビジョンが見えますか?
潰されてしまう前に、次の未来に進んだほうが賢明かもしれません。
自分が将来、何をしたいのかが見えたとき
今、やりたい仕事ではなく、将来その仕事で食べて行くんだ!という明確なビジョンが持てたとき、今している仕事が全く関係ない時は、
続けることは無いでしょう。
むしろ、直ぐにでも辞めて、あなたの将来のビジョンに向かって走ったほうが良いです。
人事担当者や、上司は、そのあなたのビジョンに対して、
「考えが甘いよ」
「そんな簡単もんじゃないよ」
なんて口に出すと思います。
ある意味、羨ましくて言っている人もいれば、本当にあなたのビジョンに対して心配しているかもしれませんが、裏返せば辞めて欲しくないから言っていることが多いです。
逆に、辞めて欲しければ、「じゃー、頑張って」と軽くあしらうでしょう。
ただ辞めるときは、社会人らしく引き継ぎ書を作ったりして、ちゃんとあなたの業務を引き継ぎをして下さいね。
そうしないと、あなたの後任の方が迷惑してしまうので。
精神的な苦痛が続いているとき
パワハラやセクハラは、周囲から見て分かるハラスメントですが、モラル・ハラスメントは、受けた当人しか分からないものです。
例にあげると、こんなのがモラハラです。
・孤立させる(他の社員と話すことを許さない)
・仕事に必要な情報を一切共有しない
・仕事を制限する
・私生活にケチをつける
・人格を傷つける
こんなことをされた経験はありませんか?
本来、このような嫌がらせをさせないのは、会社側の義務ですし、それを予防する為に、上司に研修をさせたりすることが本来の姿です。
このようなモラハラが続くと、精神的なストレスにより、眠れなかったり・頭痛や下痢などの症状が出ます。
更に、症状が重くなると、心の病である【うつ病】を発症して、休みがちになり休職することもあります。
このようなことは、法的にも不当なのですが、被害が大きくなる前に、辞めるほうが良いでしょう。